塗装職人のお話
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家の塗り替えについて考えるとき、計画するとき、誰しも自分なりに必死で検討し、情報を集めていることと思います。
でも、具体的に”業者のどこで判断”すればいいのか悩み、苦悩しますよね。だって、良い工事に繋がる判断基準は、とてもあやふやで曖昧で、分からないからです。口コミを頼りにしようとしても、あまりなかったり……。
私もたくさん「塗料は3層塗りが良い」とか「塗膜の厚みが大事」と言ってきてはいますが、実際見ても分からないし、それは既に工事をしてもらっている段階でやっと確認できることですよね。
ペンキ?塗料?水性?溶剤?
知りたいのは、その前の段階のことだっていうのに。
実は、本当に検討するに値する判断基準というのは暗黙の了解で"秘密”として、表に現れていないことがほとんどです。

結局、素人には分からないから、見積もりを担当してくれた人間の印象で決めたり「信用して全て任せるよ」という不確かな気持ちと、どこにも確証のない信頼で、工事を依頼することになります。
”正直に教えてくれる業者”と”都合の悪いことは言わない業者”。

昨今、塗装業者はみるみる増えています。そして実は小さな穴は、みなさんが自分で調べた情報。その情報と合致すると、人間は安心してしまうものですよね。その知識が全てと思い込んで、業者と自分の知識をうのみにしてしまうのは、実はトラブルに繋がる原因です。
さて、例えば、見積り依頼をした業者から、次のようなことを言われたとします。

「3回塗りをします!」
「塗料は、これ以上ない最高品質のものを使用します!」
「10年保証です!」
「新築のように、太陽に反射するほどピカピカに仕上がります!」

もし、こんな工事を提案されたら、どうでしょうか?
「工事前は誰でもいいこと言うからなぁ」と思いましたか?
それでも、もしかしたらもう心は契約に向いているかも…。
でも実は本当に、そうなのです。
工事前は誰でも言う事を言うからなぁ、という口約束だけでは、大きなリスクが付きまとうのです。
では、口約束ではなく、全て本当の事だとしたらどうでしょうか?
「条件としては悪くないほうだ」と少しでも思われたのでしたら、きっとトラブルに巻き込まれる契約をしてしまう可能性が高いです。

ペンキ?塗料?水性?溶剤?
実はこれらの言葉は、業者が良く口にだす「良い工事をします」の代名詞の言葉たちなのですが、実際知識に乏しいと良く分からないですよね。
怖いところは、有る程度調べている人であれば「なるほど」と納得してしまう言葉たちなところ。

でも、これ、実は中古車に例えれば、エンジンの調子・距離数・年式をそっちのけにして、ピッカピカの外見だけで判断するようなものなのです。

外壁塗装は、家の耐久性を高める他にも、美観を整えるためにも行うものなので、選択基準として”ピカピカの外壁”があってもかまいません。なので、今の質問も、完全にのっけから否定をするわけではないです。
ただ、工事の仕方ではすべて無意味になる可能性もたかくて、上記の言葉は長持ちさせる塗装工事としては全く的外れな条件なんです。
重要視しなければならないような「失敗しないための条件」は、作業的に時間と手間、コストが伴うため、業者自身からあまり伝えられることはありません。
やはり住宅塗装は大金が絡むもの。苦労して貯めたお金なのですし、個人の予算もあるから、値段が高いと言うだけで敬遠しがちなものです。

しかし、これが本当は検討に値する判断材料なのです。
「強制的なコスト削減」と「短期間での工事完成化」。

もし、こんな工事を提案されたらいかがでしょうか?
今、少しでも心が動きましたよね。実際私もこういった甘い言葉をささやかれると、それだけで思わずパンフレットに手が伸びてしまいそうです。

冒頭にも言いました。
”工事前では誰でもいいことを言う”
まさにそうなのです。

だけど怖いところは、口約束だけではなく、実は全て本当のことなのです。大事な事を言っていないだけで、本当の事です。大事な事とは、塗料を薄めてさっさと塗るという事です。
そんな裏に気付かない人が、この言葉に心が動いて契約してしまうので、トラブルが減らないのです。

しかも、困った事に一時的にせよ、本当に新築の時のような輝きが残っているのですから、それが悪かったとすぐには気付けません。

塗装の怖いところは、全く嘘は言っていないところです。
確かに「コスト削減」と「短期間の工事完成」をしています。
だけどその裏にある意図に、気付いていないお客さんが多いのです。

甘い言葉に騙されず、是非ともこう言う話をふられたときは、塗料の使用方法、使用缶数などについてもしっかりと話を聞いてみて下さい。
きっとちゃんとした施工をしてくれる業者であれば、細かく説明をしてくれることでしょう。
尋ねることは申し訳ない事でも、悪い事でもありません。どうかあなたの大切な家を守るために、しっかりと話を聞き、見積書にも目を通してくれる事を願います。


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